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2021年10月28日木曜日

大義のある道具をどうぞ

皆様こんにちは。森田です。 
今回は養蜂器具のご紹介を致します。

ご紹介するのは養蜂家の七つ道具とも言える『ハイブツール』です。
養蜂家の間では通称『ツール』と呼ばれています。
一般的に“ツール(TOOL)”とは工具全般の事をいいますが、養蜂における『ツール』は金属製のヘラのような形状のものを指します。
『ハイブツール』は巣箱内の巣板を押したり、こびり付いた蜂の巣を削ぎ落したり、プロポリスで開きにくくなった蓋をこじ開けたりと大活躍してくれます。
シンプルな形状ですが万能であるため養蜂家はこれをTHE『ツール』と呼ぶのだと理解しています。

ところでピンクリボンキャンペーンをご存知でしょうか。
ピンクリボンキャンペーンとは乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診などを推進して尊い命を救うための活動のことで世界規模で活動が行われています。
そしてピンク色のリボンはそのシンボルとなっています。
10月1日はピンクリボンデーに制定されていて各地のランドマークがピンク色にライトアップされているのをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

『ハイブツール』とピンクリボンキャンペーン、何の関係があるの?とお思いでしょうが、実は関係があるんです。
アメリカのMannLake社がピンクリボンキャンペーンの一環として『ピンクハイブツール』を製造しているんです。
MannLake社は養蜂器具を製造販売している会社で、アピではMannLake社の製品を取り扱っており、『ピンクハイブツール』を販売しています。
そしてアピがMannLake社から輸入している金額の一部を全米乳がん財団に寄付していますし、皆様が『ピンクハイブツール』をご購入いただいた際には購入金額の一部を日本対がん協会に寄付しております。


実は私も『ピンクハイブツール』を愛用しています。
全長が約250mm、板厚が約2.5mmですのでかなりしっかりした作りです。
以前使っていたハイブツールは一回り小さかったので、始めは「大振りで使いづらいかな」と感じましたが思いのほか使いやすく、今ではこのサイズでないと物足りません。
はっきり言ってお勧めです。
また『ピンクハイブツール』を愛用することで「世界のどこかで暮らす女性を助けてあげられたかもしれない」と思うと作業にも身が入ります。
とても気に入って使用しています。

5、6年愛用していますのでエイジングがいい感じです。



『ハイブツール』の買い替えをご検討されている養蜂家の皆様 このような大義のある道具をお使いになってみてはいかがでしょうか。

ご注文はお電話で承っております。
電話番号:058-271-3838
営業時間/午前8時30分~午後5時30分
休日/土曜、日曜、祝日


では。

2019年12月16日月曜日

アピモンディア2019INカナダ/「研究編」


ブログ管理人/中野です。不定期シリーズ
「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」 
【ApiExpo編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/2019inapiexpo.html
【World Beekeeping Award編①】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/10/2019inworld-beekeeping-award.html
【World Beekeeping Award編②】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/10/2019inworld-beekeeping-award_25.html



戦略開発部/秦くんよりアピモンディアレポート最終回となる第5弾、
「研究編」届きました。秦特派員~ 長期間の連載ありがとうございました!!

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ゲスト記者の戦略開発本部の秦です。
アピモンディアに参加してから早くも3ヶ月以上過ぎてしましました。

本日は最終回「研究編」をお送りしたいと思います。

 

<自分の発表>

そもそもアピモンディアには、自分の研究を発表するために参加しました。研究内容は、ローヤルゼリーを初めて食べた時にアレルギーが起きる例の「謎」を解明したものです。

 

「アレルギー」というのは、ふつう身体が花粉などに触れて(曝露)、本来は病原菌などに対抗するための抗体が間違って害のない花粉にも作られてしまうこと(感作)が原因です。そのため、ローヤルゼリーをたくさん食べていたり、化粧品として使っていたりする人が、何らかの原因で誤ってアレルギーになってしまうことは、可能性としてはあり得ることなので、それほど不思議ではありません。

 

ところが、世の中にはなぜか初めてローヤルゼリーを食べた時にアレルギー症状が出た!という不思議な例が僅かですが報告されています。一度も食べたことないのに、なんで?という感じです。

 

これを解明するために研究をした結果、ダニなどにアレルギーがある人のごく一部の人が、ローヤルゼリーにもアレルギーを起こす可能性があることが分かりました。ダニに対する抗体がローヤルゼリーにも反応するためです(交差性といいます)。ローヤルゼリーの商品には「アレルギー体質の人はお控えください」と書かれていることが多いですが、その原因のひとつは「ダニに対する抗体がローヤルゼリーにも反応してしまうことが稀にあるから」ということだったのです。ごく一部の人だけだと思われますが、やはりアレルギー体質の人は食べるときに注意した方が良いのかもしれません。

 

このような内容を発表してきました。

 

発表の様子はこんな感じです。


 

<ほかの発表>

せっかくですので、個人的に気になった他の発表も少し紹介します。

 

・偽はちみつについて

蜂蜜への異性化糖などの添加に関する発表は複数ありました。アピモンディアが偽はちみつに関する声明を出したこととも関連するのでしょうか?偽はちみつを見つけるための汎用的な方法はないという話がありました。様々な方法、NMR、(LC-)EA-IRMS(元素分析 / 同位体比質量分析)、オリゴ糖分析、顕微鏡観察を組み合わせる必要があるということでした。なかなかイタチごっこが終わりませんね。

 

・ローヤルゼリーは、無自覚な過体重者への効果

ランダム化二重盲検プラセボ対照試験という、最もレベルの高いヒト試験をされていました。血中コレステロールの低下などが報告されていました。顕著な効果というわけでもなさそうでしたが、ローヤルゼリーを使った臨床試験はそれほど多くないので、貴重な研究結果だと思います。どうやら、論文にもなっているようです。


 

・ミツバチの健康における栄養と腸内細菌と育児蜂の影響

ミツバチの寿命に対する、餌の栄養と腸内細菌と育児蜂の有無の影響が調べられた非常に興味深い内容でした。一番大きいのはやはり餌の栄養だそうです。検討された中では蜂蜜+花粉>ラクトアルブミン群>スクロース群で影響が大きかったそうです。やはり、蜂蜜+花粉が彼らにとって一番適した餌ということでしょうか。その次に、腸内細菌叢の影響が大きかったようです。抗生物質で腸内細菌をダメにしてしまうと寿命の短縮がみられていました。育児蜂がいるかどうかは寿命には影響しなかったとのことでした。弊社が取り扱っている「ミツバチぐんぐんケストース」も腸内細菌からミツバチの健康をサポートするものなので、それが重要なことが分かってよかったです。しっかりと栄養を与えて、健康な腸内細菌叢にしてあげることがミツバチを元気にする秘訣なのかもしれません。

 

 

私が所属している研究所は、蜂産品がどうヒトの健康に作用するかに注目することが多いので、いつもそのような研究発表ばかり聞いていたのですが、今回は比較的違う分野の発表も聴講しました。ミツバチの腸内細菌の研究がこれほどされているとは知らなかったですし(他にもいくつもありました)、ミツバチの経済学とか生態学とかもありました。ミツバチに関わることが、学問的にも商業的にも分野を超えて議論されているのをみて、改めてミツバチとヒトとの関わりの深さを感じました。

 

今回でひとまずアピモンディア編は終了です。次回のロシア・ウファでのアピモンディア2021年は参加できるか分かりませんが、これからも研究成果の発信や世界情勢の情報収集ができればと思います。

 

全5回にわたりお付き合い頂きありがとうございました。

2019年10月25日金曜日

アピモンディア2019INカナダ/「World Beekeeping Award編②」



ブログ管理人/中野です。
不定期シリーズ

「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」 
【ApiExpo編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/2019inapiexpo.html
【World Beekeeping Award編①】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/10/2019inworld-beekeeping-award.html

戦略開発部/秦くんよりアピモンディア便り第四弾、前回の続きとなります「World Beekeeping Award編②」届きました。秦特派員~ お願いします!!
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ゲスト記者の戦略開発本部の秦です。

アピモンディア報告の第4回は、前回に引き続き「World Beekeeping Award編②」をお送りします。

 今回はWorld beekeeping award(世界養蜂大賞)にどういう部門があるかを紹介します!

 前回も書きましたが、「World beekeeping award(世界養蜂大賞)」と聞くと、世界No.1蜂蜜が選ばれそうな気がします(私だけ?)。

しかし、実際には違います。エントリーできるカテゴリーはなんと50もあり、蜂蜜だけではなく、ミツロウのキャンドル、養蜂器具の発明、広告など様々なジャンルに分かれています。そもそも“honey” award蜂蜜大賞じゃなくて、“beekeeping”award養蜂大賞ですからね。すなわち金賞も50種あるということになります。

 

さっそく、どういう部門があるのかを見てみましょう。

 

<部門>

アピモンディアのウェブサイトににあったカテゴリー一覧を見てみると、4部門、19セクション、50クラスに分かれています。


 


           このようなページが6ページ続いています

 

部門は「個人部門」「企業部門」「アピモンディア部門」「カナダ部門」の4部門です。

代表して「企業部門」のセクションを見てみると、

企業の部-Gセクション:リキッドハニー

企業の部-Hセクション:セットハニー

企業の部-Iセクション:スペシャルハニー

企業の部-Jセクション:蜂蜜酒

企業の部-Kセクション:ミツロウ

企業の部-Lセクション:化粧品

企業の部-Mセクション:ディスプレイ

 

という風に分かれています(一部意訳しています)。セットハニーは結晶化したもので流動性がないもののことを指しているようです。スペシャルハニーはナッツ等を蜂蜜にいれた商品ですね。ディスプレイは展示の素晴らしさを競うセクションです。

 

さらに、各セクションにクラスが1~5ほどあるイメージです。例えば上記のリキッドハニーだとクラスが3つあり、色別にライトカラー、ミディアムカラー、ダークカラーとなっていました。

 

また、「個人の部」はほとんど企業の部と同じでしたが、化粧品がありませんでした。「アピモンディアの部」は、写真、出版物とビデオ、装飾と芸術、発明などのセクションもありました。「カナダの部」は開催国枠で、柔らかいセットハニー(Soft set honey)と貿易関係の何でもOK(ディスプレイでも情報でもなんでも)という2つのセクションだけでした。

 

このようにジャンルが細分化されているので、最大で50個の金賞受賞がありえるということにあります(実際には該当なしもあったので50以下でした)。

 

 

<結果>

受賞結果がアピモンディアのウェブサイトに掲載されています。


 

ここで注目したいところは、誰のどの商品が金賞を獲ったかではなく、そのエントリー数です。
見てください。こちらです。


 

 

どうでしょうか?かなり少ないですよね?全体でみると500ほどのエントリーがあるようですが、エントリーしたクラス別では個人の部の蜂蜜ですら30ほどです。「もしかした金賞狙えるんじゃない?」と期待できる母数です。

 

もし、金賞を受賞すれば、「World beekeeping award(世界蜂蜜大賞)で金賞を獲りました!」と宣伝できますね。個人的には、賞の名前は良いのに応募する人は少ない、かなりおいしい賞だと思いました。

 

ただ、前回も書いたように分析は厳しそうなので、それは考慮して事前に分析機関でしっかり行った方が良いかもしれません。それからエントリー費用もかかります。ざっと見た感じだと、クラスによって違いますが、今回は日本円で6,000円~25,000円くらいのようです(1カナダドル80円で計算)。

 

興味があればアピモンディア2019のサイトに英語ですが、詳しいエントリー方法が載っています。


※アピモンディア2019のサイトはしばらくすると閉鎖されると思われます。ご容赦ください。

 

また、次回のアピモンディア2021(ロシア、ウファで開催)のウェブサイトも既に立ち上がっていますが、World beekeeping award(世界蜂蜜大賞)の項目はまだ詳細はアップされていませんでした。チャレンジしたい人がいれば、こちらのページを定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか?


 

 

今回はWorld beekeeping award(世界蜂蜜大賞)の部門について紹介しました。

エントリー数が意外に少ないことを書きたかったので、2回に分けてみました。

 

さて、次が最終回の予定です。次回は、第5回<研究編>をお送りしたいと思います。お楽しみに!

2019年10月15日火曜日

アピモンディア2019INカナダ/World Beekeeping Award編①


ブログ管理人/中野です。
不定期シリーズ

「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」 
【アピモンディア/予告編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/201946in.html
【アピモンディア/会場の様子ざっくり編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/2019in.html
【アピモンディア/ApiExpo編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/2019inapiexpo.html

戦略開発部/秦くんよりアピモンディア便り第三弾「World Beekeeping Award編①」届きました。
秦特派員~ お願いします!!




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ゲスト記者の戦略開発本部の秦です。

少し日にちが空いてしまいましたが、アピモンディア報告の第3回「World Beekeeping Award編①」をお送りします。

 

今回は、World beekeeping award(和訳すれば“世界養蜂大賞”でしょうか?)の結果発表と会場の様子をお送りします。

 

ApiExpoの一角にWorld beekeeping awardの会場がありました。


 
なぜか毎日16時以降しか入れないようになっていました。

 

会場に入ると出品された蜂蜜や関連商品が多数並んでいます。

World beekeeping award(世界蜂蜜大賞)というと、世界一の蜂蜜を決める賞のような感じがしますが、実際にはかなり細かくエントリーできるクラスが分かれています(なので金賞もたくさんあります)。そのあたりは次回に少し詳しく紹介しようと思います。

 



こちらは蜂蜜酒のクラスにエントリーされた展示品です。

 

こちらはコムハニーです。素敵なパッケージですね。

 

そして、ちょっとびっくりしたのが、出展した蜂蜜の中で成分分析の結果が基準に満たずに落選したものが結構多かったことです。

出品されたもののうち結構な数がNGになっていました。

シロップや農薬などの混入が確認されると、それ以上の審査には進まないようです。

 

「この展示品は実験室の試験で(基準に満たずに)落選したため、それ以上の審査はできなかった」と書いてあります。

 

 

さすがはアピモンディア、蜂蜜の品質にはとても厳しいんですね。

次回は、World beekeeping award(世界蜂蜜大賞)のエントリーについてちょっと調べてみたので、そのことを詳しく紹介してみようと思います。