2019年9月20日金曜日

APIMONDIA2019/第46回アピモンディアINカナダ

ブログ管理人/中野です。

皆様APIMONDIAってご存知ですか。
アピモンディア/世界養蜂会議。
養蜂/ミツバチに関するあらゆる研究の発表や養蜂器具、技術の展示が行われる世界大会です。2年に一度、養蜂が盛んな各国が誘致合戦を勝ち抜いて開催国が決定するというまさに養蜂界のオリンピックのような研究・展示発表会です。

日本でも1985年に名古屋で第30回大会が開催されています。私、管理人・ミツバチ課中野も2013年第43回大会(ウクライナ)、2015年第44回大会(韓国)に参加し、世界の養蜂事情、技術、ミツバチへの関心度合、ミツバチ愛の熱量の凄さに度肝を抜かれた覚えがあります。2017年第45回大会はトルコ開催でちょうど政情不安もあり各国不参加が多く、アピからも参加できませんでした。
2013ウクライナ大会

2015韓国大会

そして今年、2019年第46回大会が9月8日~9月12日までカナダ/モントリオールで開催されました。諸事情でミツバチ課は参加できなかったのですが、アピからは戦略開発本部の秦君が研究発表者として参加しており(しかも日本人の口頭発表者はアピの秦君ただ一人だったそうです。凄い!)、
今回はその秦くんにゲスト記者としてアピモンディア参加紀行を報告してもらおうと思います。
次回以降、不定期ですがシリーズで「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」をお送りします。お楽しみに~






2019年9月19日木曜日

スズメバチ捕獲大作戦!!

ブログ管理人/中野です。
 
今年はスズメバチの当たり年でしょうか。
養蜂場に襲来するオオスズメバチが例年より異様に多い気がします。
時期的にもブログネタはスズメバチ関連が多くなります。
 
ミツバチ課の虫博士/藪田くんのブログにも紹介されてましたが、
スズメバチの捕獲にはネズミ取り粘着シートがよく利用されます。
スズメバチ1匹を囮としてシートに付けておけば仲間が寄ってきて次から次へと
粘着シートに捕獲されていきます。
 
このスズメバチの習性を利用して、最初から粘着シートに
実物大のスズメバチの写真をプリントしたら、
わんさかおびきよせられて凄いんじゃないか・・と思い試験してみたのが、
コレです。                      ↓
スズメバチ激取れシート(仮)!!
名付けて「スズメバチ激取れシート(仮)」でしたが・・・。まったくもって想像どおりとはいかず、
2D、平面の絵には何の反応も示しませんでした。
まあ、そうですよね。アイツらもそんな単純ではないか・・。
 
紙の絵は真上から見たらスズメバチに見えるけど、真横から見たらただの紙・・。
やはり3D、立体の囮じゃないとダメか・・・で、思い出したのがコレ↓
以前、ブログでも紹介したエポック社のカプセルガチャ
 
 
 
ダメもとでエポック社さんに連絡して、
経緯を伝えサンプルで貸していただけないかお願いしてみましたら、
なんと快く2セットも提供していただきました!!  
エポック社さん。ありがとうございます!
https://epoch.jp/

働き蜂と女王蜂。
サイズ的にはちょうど良さそうです。
さっそく、ちょうど今まさにオオスズメバチに襲撃されている巣箱がありましたので、
こんな感じで設置してみました。

次から次へとミツバチを襲いに来ますが、
いまいち囮のフィギュアには反応しません。

襲撃現場の近くに設置したら、なんとなく囮に誘引されたような感じで、
1匹粘着シートに捕獲されました。
その後は、その1匹が暴れるので、それが囮になって次から次へと誘引されました。
結果的には、効果があったとはあまり言い難い状況でした。
ミツバチもスズメバチも動いているものによく反応します。
特にスズメバチは動かないものはあまりよく見えていないんじゃないかと思います。
*ミツバチ達は囮でもなんとなくざわざわしてました。

今回の捕獲作戦は失敗に終わりました。
なかなか予想通りにはいきませんね。
また次の作戦を考えます!失敗は成功のモト・・・なり。

2019年9月18日水曜日

ひろずきんちゃん

ブログ管理人/中野です。
授粉用の次世代昆虫として、
「ビーフライ/ヒロズキンバエ」
おかげさまで農業関係者皆様には
すっかりおなじみとなってきました。
 
そんなビーフライにこのたび、かわいい仲間
ビーフライ応援マスコットキャラクター
「ひろずきんちゃん」が誕生しました。
 
プレス関係各社もたくさん記事にしてくれました。
「ひろずきんちゃん」で是非検索してくださいね。
 
今シーズンもミツバチビーフライで皆様の受粉のお手伝いを
しっかりサポートさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

ひろずきんちゃんシールも作りましたよ!

養蜂場のいきもの カマキリ

本日の担当は坂本です。




昼間はまだまだ暑さが厳しいですが、朝晩はずいぶん涼しくなってきました。
日陰にいると風が心地よく、秋の訪れを感じます。


夏も終わりに近づいてきたこの頃、養蜂場への道でカマキリに出会いました。




フェンスの上から風に吹かれながら見下ろされました。
かっこいいなあ・・・!


こちらは違う日ですが、ベッコウバチの一種がクモを狩るところを目撃しました。


自分より大きなクモを重そうに引きずっていきました。
クモは刺されて麻酔でぐったりしているのか、脚がだらんとしています。
薮田くんによると、ベッコウバチの仲間はクモを専門に狩るのだそうです。
この後は卵を産み付けて、幼虫のエサにします。


車に引かれたカマキリも目撃しました。
カマキリの横で何やらのたうち蠢くものが・・・。


この黒く細長いものは、カマキリのお腹から出てきたハリガネムシという寄生虫です。
存在は知っていたのですが、生きているものを見たのは初めてです。
カマキリもそれなりに大きいのですが、寄生主よりもずっと長く結構太いので驚きました。
人間でいうと、2mくらいのサナダムシをお腹に飼っているようなものでしょうか。
なんだか重そうです。


秋も深まってくると、だんだん虫の種類も少なくなっていくので少し寂しいですね。



2019年9月12日木曜日

フランスから養蜂器具入荷しました。

ブログ管理人/中野です。
今回はおもに養蜂関係者様へお知らせいたします。 
 
フランスの養蜂器具カンパニー 
ICKO社からNEWアイテムを取り寄せてみました。
写真の4アイテムです。
左上/赤い箱は「スズメバチ捕獲器」
右上/半透明の穴あきシートは「スズメバチ防除器」
左下/クワ型のツールが「蜜ブタはがし器」
右下/黄色いやつが「BEE GYM」
スズメバチ防除器具の関連は日本の巣箱規格やスズメバチの品種と
どうも合いそうにないので使いにくそうです。

この2種は面白そうです。

ちょっと興味深いのはクワとフォークが一体化した変わった形の「蜜ブタはがし器」…英名アンキャッピングハロー“ターボプロ イノックス”」

そして、こんなアイテム初めて見ました! 「BEE GYM/ビージム」
              
直訳すれば「ミツバチの運動施設?!」、ハチが鉄アレイ持ってるイラストからも
ミツバチ用のフィットネス、スポーツジム?かと・・・思いますよね?!思わないですか?

なんと、この「BEE GYM/ビージム」  ミツバチヘギイタダニ防除器具なんだそうです。
取説やHP確認すると、ダニに寄生されたミツバチがビージムの形状を利用してグルーミングし、
ダニを体から取り除く手助けをしてくれるとのこと。

どうですか?ちょっと興味わきませんか。上記2アイテムに関してはまた、
ミツバチ課スタッフで試してみて、このブログでご報告させていただきます。
よろしくお願いします。

商品カタログはコチラ。
http://www.api3838.co.jp/apiculture/index.html

2019年9月11日水曜日

スムシ予防剤(セルタンB401)のご紹介


今回は私、藪田が養蜂器具の紹介をさせていただきます。

もう9月も半ばですが、まだまだ残暑厳しい夏のような暑さが続いておりますね。

そんな中、養蜂場で猛威を振るっているのがスムシです。

 

ここでスムシとは何物なのかを紹介していきます。

まずスムシには以下の3種類がいます。

    ハチノスツヅリガ Galleria mellonella

    コハチノスツヅリガ Achroia grisella

    ウスグロツヅリガ Achroia innotata obscurevittella

 

この中でも、被害が甚大になるのはもっぱら①番のハチノスツヅリガです。

成虫は2cm程度の蛾で、幼虫が集団でミツバチの巣を食い荒らします。

産卵数がとにかく多く、孵化した幼虫は1ヶ月程で一気に成虫になり、
爆発的に増えます。

活動が活発になる時期は4月~10月で、特に被害が大きくなるのが真夏~秋にかけてです。蜂が入っている巣箱にはあまり発生しませんが、巣箱から抜いて保管している巣にはあっという間にスムシだらけになってしまうということが良くあります。

成虫 夜行性なので昼はこのようにじっとしています

卵 少し分かりづらいですが、手前に見えるつぶつぶが全て卵です とにかく産卵数が多いです


幼虫 堅いベニヤ板もこのように舟形に削ってしまいます...

集団で繭をつくる多数の幼虫 

 
今回はそんな厄介者のスムシの発生を予防する薬、商品名「セルタンB401(120ml)」を紹介していきます。この薬は特殊な菌をベースに作られており、特定の生物だけに特異的に作用して発生を防ぎます。ですのでスムシには効果絶大ですが、ミツバチや人間には全く害がありません

さらに良いことに、化学物質ではなく天然の成分なのでハチミツやミツロウに有害な物質が残留することもないので、薬剤の残留に関して気を使う心配もありません。
 

参考までに、菌の詳細は以下の通りです。
 
Bacillus thuringiensis(バチルス・チューリンゲンシス)

チョウ目、ハエ目、コウチュウ目の幼虫に有効。結晶性タンパク質が昆虫腸内のアルカリ性消化液で分解されると毒素になり、上皮細胞に作用、幼虫は卒倒病を起こして死ぬ。この菌を用いて作られた薬剤をBTと呼ぶ。天敵微生物を利用した生物農薬の一種。 

使用方法ですが、巣箱から取り出した巣碑を長期間保管する場合に、巣碑の表面に希釈したB401を噴霧します。たったそれだけでスムシの発生を防ぎます。

 
実際に使用する際の作業手順を紹介していきます。

まずはこの3点を準備して下さい。

セルタンB401(120ml)

計量カップ

霧吹き



使用前にはこのように容器をよくふってください。



中身はこんな感じの茶色い液体で独特な香りがします。



次に水で希釈するのですが、希釈割合はB401:水=119です。

今回は200mlの溶液を作るので計量カップへ水を190ml入れ、そこに10mlB401を注いでいきます。

 

かき混ぜるとこんな感じで、ミルクティーのようになります。
 
 

これを霧吹きの容器へ入れていきます。
 

 

次に巣碑を準備します。




これに霧吹きで両面にまんべんなく噴霧していきます。


 

噴霧した様子です。

 

噴霧した後の巣碑は風通しの良い場所で数時間程度乾かしてください。



乾いた巣碑は空の巣箱などに入れて保管してください。

これでスムシはわかなくなります。

 

今回は、実際にどれくらいの効果があるのか試験をするためにB401を噴霧した巣碑を10枚、噴霧していない巣碑を10枚準備し、経過観察を行うことにしました。
 
また、B401は小さな幼虫には効くが、幼虫が大きくなると効かないようです。これも検証するために、大きな幼虫が100頭以上発生している箱を用いて、B401を噴霧したもの、していないものをそれぞれ1箱ずつ準備しました。

以下試験の様子です。

 
試験の経過報告についてはまた後日紹介したいと思います。

商品に関してはコチラ、APIホームページの総合カタログをご覧ください。
http://www.api3838.co.jp/apiculture/index.html

文章・写真 藪田

2019年9月9日月曜日

川島草刈り事情

本日の担当は奥田です。
 
川島養蜂場では、毎年夏になると蜂場の草刈りを行うのですが、かなりの重労働になっていました。そこで、2年ほど前に一部でクラピアという花を育て始めました。
クラピアは、地面を這うように伸びるという特徴がありほとんど背の高い花は生えません。そして、密集して生えれば他の雑草も生えてこない。しかも、管理もかんたんで1シーズンで順調にいけば20~30倍も面積になります。なので、背の高い雑草が生えてこなければ草刈りが減るのでは?と期待を乗せて育てていました。笑
また、蜜も出るので一石二鳥!?
今年の6月に2年前のクラピアが花を咲かせたので、2か月ほど前に追加購入をしました。
今は朝などの少しの時間で、草抜きやクラピアの周りの土を耕し増殖を行っています。
草抜きを行う川島の庭師ことN氏
 
木の根元から順調に広がっていっています。
 
クラピアは花粉は出ませんが、蜜は出るのでミツバチが寄ってくるのも特徴の一つです。このまま順調に育ってたくさん花が咲き、新しい蜜源になってくれると嬉しいですね。
あと草刈りが減るとさらにうれしいですね。笑