2020年8月21日金曜日

新しいダニ駆除剤 「チモバール」 販売します!

 

こんにちは。本日は坂本です。

今日は新しく発売を始めたミツバチ用ダニ駆除剤「チモバール」をご紹介します。
アリスタヘルスアンドニュートリションサイエンス株式会社 http://bee-page.com/thymovar/index.html

今まで日本国内で認可されていたミツバチ用ダニ駆除剤は、
「アピスタン」と「アピバール」の2種。
どちらも薬剤系と呼ばれるものです。

それに対して「チモバール」は、エッセンシャルオイル系のダニ剤です。
2019年8月に国の承認を受け、日本でも使えるようになりました。
海外ではすでに広く使われています。

ハーブ(タイム)に含まれているチモールという物質が主成分のオーガニック系新薬で、
今までの接触により作用する薬剤とは異なり、巣箱内に薬剤が蒸散して効果を発揮します。

それではまず、どのような物なのかを見ていきましょう。

このような白いパックに入っています。
2連パックになっています。
 ↓























下部のパックには説明書付きです。
1枚めくると、使用上の注意などが書かれています。
フルバリネートと併用しないようにと書かれているので、
アピスタンと同時には使わないほうが良さそうです。
























一区切りで5本、2連の1パックで合計10本の薬剤が入っています。
 薬剤は、ウエハースと呼ばれ、細長く黄色い板状をしています。
  ↓


















こちらは中身のイメージ図です。
赤線部が熱シールで封印してあるので、
赤線の間を切れば開封せずに切り離せます。
 ↓
























この「チモバール」の使い方は、
標準巣箱(巣板8~9枚)1箱あたりウエハース小板1枚投与を2回繰り返す、というものです。
つまり、巣箱1箱あたりウエハース小板2枚を使用することになります。
2連パック1つ(ウエハース小板10枚)で巣箱5箱分となります。

1枚目を投与して3~4週間置き、その後1枚目を取り除いて2枚目を投与し、また3~4週間置きます。

ミツバチに給餌をした後の使用がオススメされています。
また、手荒れを防ぐために手袋を着用してから触れてください。

使い方はとても簡単!
まずは袋から一本取り出し、半分に割ります。
























半分にした小板を、蜂児エリアを避けて巣板の上に置きます。


















あとは蓋をして、3~4週間後に古くなった小板を取り除き、
同じことをもう一度繰り返すだけ!

ウエハース小板からゆっくりと蒸発する成分が巣箱内に充満し、
ダニを駆除します。
蓋に網窓などが付いている場合は、窓を塞いだり蓋と箱の間にビニールを挟んだりして
有効成分が逃げないようにするとより効果的です。

川島養蜂場にて今年の6月から6群で試験的に使用してみましたが、
産卵が止まったり、女王が死んだりする等の影響は見られませんでした。

ハーブのような独特な匂いがあり、手袋などに付くとなかなか取れません。
この匂いが投与後21日間は蜂蜜に移る可能性があるそうです。
しかし数年前、同様に試験的に使用したことのあるチモール製剤である
「アピライフバー」よりは匂いは強くないと感じました。

投与に適した時期は、1日を通して外気温が15~30℃となる期間とのことです。


春先や秋の越冬前のダニ対策に使ってみてはいかがでしょうか。

*2020.10.1 チモバール導入の動画を追加しました 

https://youtu.be/6T5dvPlDH9w

チモバール試験結果ブログはコチラ 

https://api-beeblog.blogspot.com/2020/12/611.html


 
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2020年8月19日水曜日

ミツバチおじさん

こんにちは、田中です。

猛暑の毎日ですが、いかかがお過ごしでしょうか。

お盆に帰省した際、祖父の二ホンミツバチを見せてもらいました。
今年は、家に4群と畑に3群の計7群いるとのことで秋の採蜜が楽しみだと話していました。
 

以前、クマの襲撃被害があったようで、2階から屋根に巣箱を設置して、クマ対策をしていました。

 

今年も無事に蜂蜜が採れますように。


祖父の家に新聞の切り抜きが飾られていました。
2000年の地方紙で、20年前の記事です。

 
ミツバチの手作り紙芝居を祖父がキャンプ場で子供たちに披露していたみたいです。
私もこんなミツバチおじさんになりたいです。

★オススメ品★らくらく交配SPの新しい保温箱『ミツバチホーム』

皆様こんにちは。森田です。
花粉交配専用ミツバチ 『らくらく交配SP』 に関連した新商品をご紹介致します。
その名も 『ミツバチホーム』 です。
『ミツバチホーム』 とは断熱性に優れた発泡スチロールを原料として作られた保温箱です。
『らくらく交配SP』 巣箱をそのまますっぽり保温箱に入れて使います。
『ミツバチホーム』 に入れることにより外部からの温度変化の影響を受けにくくなり、巣箱内の温度が安定します。



ではなぜ巣箱の中の温度を安定させることが必要なのでしょうか。
ポイントとなるのはミツバチの“卵”、“幼虫”、“サナギ” などのいわゆるミツバチの子供達です。

ミツバチの子供達は働き蜂によって丁寧に育てられます。
巣の中にいる子供達のために働き蜂は巣の温度を常に34℃程に保とうと努力します。
温度が上がれば外から水を汲んできて巣に撒いて自らの羽で風を起こし気化熱で冷やしますし、
温度が下がれば集団で身を寄せ合っておしくらまんじゅうのように熱を発生させ暖めます。
これは働き蜂にとって重労働です。
つまり環境の温度変化の影響が大きくなればなるほど働き蜂への負担は大きくなるのです。
働き蜂にとって子育ては最も重要な仕事の一つです。
従って温度の影響によって子供達がピンチになれば花粉や蜜を集める仕事を中断して子育てを優先します。
そうなると農作物の花粉交配が円滑に行われない事になります。
従って花粉交配のためにミツバチをご利用頂く際には巣箱の温度を安定させることが重要になるのです。

それでは 『ミツバチホーム』 の取扱い説明を致します。
『ミツバチホーム』 は組み立て式です。組み立てはとても簡単。
完成した姿がこちら。
☟   ☟   ☟

『ミツバチホーム』 には様々な機構が備わっております。

 機構① 開閉シャッター
ミツバチの出入り口が備わっていて、それを開閉することができます。
これにより巣箱を移動する際には巣箱の出入り口は閉めずに 『ミツバチホーム』 の開閉シャッターだけを閉めて持ち運ぶことができます。

 機構② ステップ
ステップとは飛行機で言うところの滑走路です。
出入り口に取り付けて使用します。
ミツバチもスムーズな離着陸をするには滑走路があると良いようです。
これは巣箱を出入りするミツバチを観察するとよくわかります。
皆様も一度観察してみてください。愛らしくてかわいいです。


 機構③ 手持ち紐
持ち運ぶための紐が備わっています。
『ミツバチホーム』 箱本体の底面から蓋までをぐるっと紐が回っています。
巣箱を移動する際にご活用ください。
また蓋には溝があり、紐を溝に入れ込む構造になっています。
これにより蓋は箱に固定されますので風で飛ばされるのを防ぐことができます。


 機構④ 通気窓
側面2カ所と後方1カ所、計3カ所に通気のための窓が備わっています。
温度調節が必要な時や湿気が多い時などに使います。
窓は開閉式ですので必要な時にのみ使うことができます。


 機構⑤ 傾斜台
傾斜台を取り付けることで後方側を高くすることができます。
後方側を高くする理由は主にふたつあります。
ひとつ目は 『ミツバチホーム』 内に溜まった水を排出するため。
ふたつ目は巣箱内のお掃除を楽にするためです。
ミツバチは非常に綺麗好きな生き物です。
常にお掃除係の働き蜂が巣の中を巡回して不要なものを巣箱の外に運び出しています。
ミツバチは巣箱の中では歩いて行動しますので巣箱の後方側が高くなると出口までが下り坂になり重たいゴミを運ぶ負担が軽減されます。
巣箱内の掃除が上手くいかないと不衛生となり病気の原因にもなります。


 機構⑥ 排水孔
『ミツバチホーム』 内に溜まった水を排出するための孔が備わっています。
傾斜台と併用すると効率的に排水することができます。
『ミツバチホーム』 は雨などをよけるためにもお使い頂けますが、内部で結露しますので箱内には水が溜まってしまいます。
従って排水孔は必要です。


このように様々な機構が備わっています。
いずれもお使い頂く方とミツバチが便利で快適に使用するための工夫です。
組立作業を収めた動画を弊社YouTubeチャンネルにUP致しましたのでご覧ください。
☟   ☟   ☟
 




では 『ミツバチホーム』 はどの程度温度を安定させることができるのでしょうか。
実際に温度を測定致しましたので紹介致します。

次のグラフは 『ミツバチホーム』 を使用した巣箱と未使用の巣箱の巣箱内の温度変化及び外気温との差を示したものです。



ご覧のとおり巣箱内の温度変化の差が歴然であることがわかります。
従って 『ミツバチホーム』 を使用する事で巣箱内の温度を安定させることができるのです。

『ミツバチホーム』 は発泡スチロール製のため軽量で扱いやすく、繰り返し使えます。
円滑な花粉交配のためにも一度お試しください。

以上

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お問い合わせはアピ㈱まで TEL:058-271-3838
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2020年8月18日火曜日

白い目のミツバチ!?

お世話になっております。  宇津です。

今回は、ちょっと珍しいミツバチがいましたので投稿いたします。
それがこちらです!

複眼が白い雄蜂!
カブトムシなどにもたまに見られるみたいですが、極々まれにミツバチでも
この様な個体が生まれることがあります。
(私は雄蜂でしか見たことがありませんが・・・)
白だけでなく、赤みが強かったり、紫のような色だったりといった特徴が出る
こともあります。
見え方も同じなのか?といったことは不明ですが、群の中でひときわ目立った
1匹だったので思わず写真を撮ってしまいました(笑)

ちなみに最近海外にて黄色い目のミツバチが発見されたというニュースも!
専門家が驚くような珍しさのようです!
こちらが記事となります。→https://news.yahoo.co.jp/articles/09744243876c0668a14561dbaca7600543d14e36


 
 

2020年8月14日金曜日

続・さよなら旭巣礎。 ~旭巣礎が出来るまで~

ブログ管理人/中野です。
お盆休みいかがお過ごしでしょうか。
 
昨年末、アピの国産巣礎「旭巣礎」の生産終了の記事をUPしました。
次回の記事で、養蜂の歴史の貴重なライブラリーとするためにも、
アピの本巣工場で見学させてもらった旭巣礎の製造工程の記事をUPします!!
、、といってからかなり時間がたってしまいました。
大変お待たせしましたが、YouTubeでの動画もUPできるようになりましたので、
製造工程の画像アルバム、動画、是非ご覧ください!!
 
 
 



















 










 
 
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