こんにちは、丹羽です。
最近、農業分野で交配用昆虫としてハナアブが注目されているのをご存知でしょうか?
「アブ」と聞くと、刺されて痛い危険な虫というイメージを持つ方が多いと思います。
ですが実は、見た目が似ているだけで、まったく刺さないどころか人に無害なアブも存在します。
その違いを分けるポイントは二つ
・口の構造
・科(分類)の違い
この記事では、ハナアブと刺すアブの違いを分かりやすく解説します。
【結論】ハナアブは刺さない理由
ハナアブ(ハナアブ科)
・針を持っていない
・攻撃性がない
・皮膚を傷つける構造がない
つまり
・刺すことも
・噛むことも
できません。
決定的な違い①「口の構造」
ハナアブ(ハナアブ科)
※ナミハナアブ.口・スポンジ状の口
・なめ取る・吸う構造
・柔らかい
→ 花の蜜専用
刺すアブ(アブ科)
https://imomushiunti.blogspot.com/2020/08/blog-post_29.html
・刃物のような口
・皮膚を切る
・硬く鋭い
→ 血を吸うための構造
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決定的な違い②「科(分類)」
・ハナアブ → ハナアブ科(Syrphidae)
・刺すアブ → アブ科(Tabanidae)
この分類の違いが、
口の構造や行動の違いにそのままつながっています。
なぜアブは血を吸うのか(ここ重要)
ここ、よく誤解されますが
アブは“食事”として血を飲んでいるわけではありません。
主な理由は
産卵のための栄養補給です。
具体的にいうと
・メスのアブは卵を作るために大量のタンパク質が必要
・花の蜜だけではタンパク質が足りない
・そのため、動物の血から栄養を補う
つまり
→ 血=卵を作るための材料
アブの重要ポイント
・吸血するのは主にメス
・オスは基本的に花の蜜だけで生きる
ここもあまり知られていない違いです。
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行動の違いで見分ける
ハナアブ(ハナアブ科)
・花に集まる
・空中で止まる(ホバリング)
・人に興味なし
刺すアブ(アブ科)
・人や動物に寄ってくる
・しつこい
・周りを飛び回る
まとめ
「アブ=危険」という認識は正確ではありません。
・ハナアブ科 → 吸う口 → 無害
・アブ科 → 切る口 → 吸血あり
違いはシンプルで、口の構造と生きる目的の違いです。
アブはすべて危険ではなく、種類によって性質は大きく異なります。
この違いを知ることで、無駄に怖がる必要はなくなるはずです。
また、農家さんが少しでも安全に安心して活用できるよう、
刺さない交配昆虫としてハナアブの導入を検討するのも一つの選択肢ではないでしょうか。
なお、取り扱っているハナアブにも種類があり、見た目や特性が異なります。
詳しくはこちらの記事でも解説していますのでチェックしてみてください。
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