2021年3月4日木曜日

ミツバチ羽化の瞬間!

 寒い日と暖かい日が交互にやってきて、

体調管理が難しい時期ですね。

三寒四温で春が近づく気配がします。


さて、暖かくなったことで、

川島養蜂場の多くの蜂群で「蜂児」が増えてきました。

「蜂児」とは蜂の子、つまり蜂の幼虫や蛹を指す言葉です。


女王蜂は気温が低い時期には産卵しません。

よって、冬の時期にはハチの巣内に幼虫や蛹は見られないのです。

2月ごろから産卵が少しずつされ始め、

3月になった今では巣板に大きな育児ゾーンが見られるようになってきました。


その巣房からは、卵・幼虫・蛹を経て、

ついに成虫となったミツバチが続々と出てきています。


幼虫から蛹になるときに、働きバチが巣房に茶色の蜜ろうで蓋をします。

蛹から成虫になると、その蓋を齧って外に出てくるのです。

真ん中あたりで顔が出始めています


胸部が一番太いので、引っかかってもぞもぞしている時間が長いです。

一生懸命に出てこようとしているのを見ると、

いじらしく可愛らしく思えます。


胸部がつかえています

あと少し!腹部だけ!

ついに出房!大人の仲間入りです

成虫になったばかりの蜂は全体に白っぽく、毛が寝ているのですぐ分かります。
これから様々な仕事を経て、ベテラン働きバチとなっていくことでしょう。
ワクワクする季節ですね。

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