2025年9月30日火曜日

【交配種王(女王蜂)の導入方法】

 こんにちは!

入社2年目 ミツバチ課の体力担当 松﨑です!


女王蜂のいない群、女王蜂の更新等で使用されるのが交配種王です!

交配種王とは、王籠に7~8匹の働き蜂1匹の女王蜂が入った商品です。

今回はそんな”交配種王”の使い方を紹介させていただきます。


【手順】

女王蜂がいないかの確認

 王籠を導入する群に女王蜂がいた場合、馴染みません。


王台の除去

 王台があると新王が誕生して分蜂が起こってしまったり、王かご内の女王蜂が巣に馴染みにくくなります。必ず王台はすべて取り除いてください!


③巣箱への設置

 王籠の設置場所は

1. 巣枠の上に置く 2. 巣枠の間に挟む 3. 巣枠の間に吊るす 

これら3つの方法があります。

・巣枠の上 

(メリット)手軽 (デメリット)夏場/冬場の死亡リスクがある

・巣枠の間 

(メリット)夏場/冬場の死亡リスクが低減 (デメリット)少し手間がかかる


女王蜂が群に馴染むまで時間を置く

 群の大きさにもよりますが、設置後2~7日ほど様子を見ます。


王籠から解放

 女王蜂が群に馴染んだタイミングで王籠から解放します。

馴染んだ目安としては

1. 息を吹きかけると速やかに離れる

2. 王籠を噛んでいる働きバチがいない 等です。


女王蜂の様子見

 王籠から女王蜂を解放した後の経過観察をします。

女王蜂が噛まれていないか等のチェックを行います。


これで女王蜂導入の手順については以上になります!


文章だけでは伝わりにくいと思い、動画を作成したのでこちらも参考にしてください!

タイトル名:女王蜂の導入方法


【おまけ】

●女王蜂を導入する際のポイント

・女王蜂がいなくなってから24時間程度の無王群が一番馴染みやすいといわれている。

・働蜂産卵が行われている場合、女王蜂の導入が困難になる。

・巣箱へ王籠を設置する前に、王籠の砂糖部分にあるノックアウトを外しておくと、自然に女王蜂の開放ができる。

※注意 女王蜂が巣に馴染む前に王籠から出てしまい、外の働き蜂からかみ殺されてしまう場合があります。


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