アタゴ社から発売されている蜂蜜専用糖度計
「RePo-4」をご存知でしょうか。
写真ご覧ください。めちゃくちゃカッコよくないですか?
シルバーボディーにブラックマスク。Honeyの印字が映えます。
ブルーライトのデジタル表示にモノアイよろしくの測定部。
コレ、知らない人が見たらアップルの新製品かと・・。言い過ぎですか?
ミツバチ産業科学研究会の季刊誌 第1号に「RePo-4」の試用レポート
(京都産業大学 神原育穂・高橋純一)が掲載されており、そこが初見でした。
即、アタゴさんにアピでの取り扱いとデモ機の貸し出しをお願いしました。
早速、アピでも使ってみました。
京都産業大学さんのような専門的なレポートは出来ませんが、
以下、試用レポートします。どうぞ。
本体です。う~ん見れば見るほどカッコイイ。 旋光度、糖度、果糖含有%、蜂蜜水分%が測定可能とのことです。 果糖%がわかれば蜂蜜の結晶しやすさの目安にもなりますね。 最初にゼロ合わせ。サンプルステージに水を滴下し、 【ZERO】ボタンでゼロ合わせ完了。 測定サンプルとして①ハンガリー産アカシア ②イタリア産レモン③カナダ産百花蜜を用意しました。 デモ機には付属のスポイトがついていなかったので、 100均でスポイト買ってきましたが 測定に必要なサンプル量約3mlが結構な多さだったので・・、 結局スプーンで。笑 STARTボタンで測定開始。サンプルステージの下部から光が照射されます。 この感じもなんかかっこいいですね。 だいたい10秒程で測定結果が表示されました。 【A.R】ボタンで旋光度。 【Brix】ボタンで糖度。 【User】ボタンの切り替えで果糖含有%と蜂蜜水分%が表示されます。 測定後はサンプルをスポイトで取り除くような説明でしたが、 時間かかるので濡れタオルで掃除しました。 |
追記:後から判明したのですが、測定部は水洗いOKだったようです。(笑)
蜂蜜抜き取りにこだわらなければ、だいぶ楽ですね。
さて、肝心の測定結果ですが以下の通りとなりました。
①ハンガリー産アカシア:糖度81.9%、果糖62%
②イタリア産レモン:糖度81.4%、果糖61.4%
③カナダ産百花蜜:糖度83.1%、果糖58.5%
糖度測定は特に問題ないと思います。
果糖%はちょっと高めに検出されている感じがします。
実際アピでの検体分析した結果より数値は高いです。
③カナダ産百花蜜がクローバー主体で結晶しやすいため、
ブドウ糖%が①②より高いという比較検証はしっかり出来ています。
難点は手持ちの糖度計に比べてサンプル量が多い事と、
サンプルステージからの蜂蜜サンプル抜き取りでしょうか。
しかし、一度の測定で様々な項目が抽出できることは秀逸でありますし、
生産者も販売者も自身の蜂蜜の詳細・品質を把握出来、
また、それが毎年データ蓄積されていけば
養蜂業界にとって大変有益なデータベースになるのではないかと思います。
興味ある方は是非お問い合わせください。
*2月10日追記
カタログのREPO-4に誤字がありました。訂正いたします。アタゴさんすいません。
P29 [4000328] 誤)屈折施光糖度計⇒正)屈折旋光糖度計
アピホームページはコチラ >>http://www.api3838.co.jp/apiculture/index.html
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