2021年7月28日水曜日

ハチミツカラー

 こんにちは。坂本です。


ミツバチ課では、ご近所の木曾三川公園 河川環境楽園にて、
毎年「ミツバチ講座」を開催しています。
7月の講座はハチミツがテーマでしたので、
色々な種類の蜂蜜を用意しました。


たくさん並べると、パレットのようでなかなか綺麗です。


これ、全部蜂蜜なんですよ。
左の黒いものから順番にご紹介します。

スペイン産ユーカリ、フランス産クリ、中国産ソバです。
特にユーカリは真っ黒で、一見すると蜂蜜とは思えない色です。
独特の漢方っぽい香りがあります。
クリ、ソバと共に、黒い蜂蜜はクセのあるものが多いです。
そのせいか、熱烈なファンもいます。

次にカナダ産ブルーベリー、アルゼンチン産ミント、フランス産ラベンダーです。
ミントやラベンダーといったハーブの蜂蜜は、
採れたての質の良いものだとその香りが感じられますよ。

次はスペイン産チェリー、アルゼンチン産百花蜜、スペイン産レモンです。
レモンやオレンジといった柑橘系の花の蜜は、ほのかな酸味と果実の香りで人気です。
百花蜜とは、花を限定せずにあるがままの状態で採れた蜂蜜です。
実際には採られている蜂蜜のほとんどは、この百花蜜です。
地域や季節によって味や見た目が全く異なるので、楽しいですよ。

最後にカナダ産クローバー、ハンガリー産アカシア、中国産アカシアです。
このあたりが日本のスーパーなどでよく見られる蜂蜜の色ではないでしょうか。
これら色の薄い蜂蜜は、クセが少なく日本人好みと言われています。

最も濃い色と薄い色を並べてみました。
全く違うものに見えますが、どちらもミツバチが集めた花蜜からできた蜂蜜です。
甘いだけじゃない蜂蜜の違い、機会があればぜひ試してみてくださいね。

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