2019年9月27日金曜日

ミツバチ課のイチゴ日記①

ブログ管理人/中野です。

いつもアピのミツバチを利用してくれている、
岐阜のイチゴ農家さんからイチゴの苗を36株も頂きました!
家庭菜園が趣味の社員3名(山田氏、北村さん、丹羽くん)に4株は里親に出し、
残り32株を川島で栽培してみることにしました。

農家さんの話では品種はトチオトメで、
早ければ10月末にはイチゴの収穫が出来るそうです。
ハウス栽培をすれば1株で最大17花×年4回収穫できるそうなので、
シーズン1株でイチゴ68個。
68個×32株で年間2176個のイチゴ収穫出来る予定。
*もし出来たらイチゴ名人級と言われました(笑)

私もイチゴハウスにはもう何百回と訪問しており、
いつもイチゴ農家さんにはミツバチの管理方法を偉そうに話していましたが、
いざ自分たちでイチゴを育てるとなったら、いったい何をどうしたらよいのか・・・、
イチゴの事をまったく知らない自分に直面しました。

とりあえず、ホームセンターでプランターとイチゴ用の土を購入。

イチゴ農家さんにはプランターに2~3株と言われてましたが、
諸々の都合上4株づつ植えてしまいました。

プランター8個と小さな鉢植え1個。
山田氏、奥田君、丹羽君と中野の4人で
とりあえず無事、植え替えが終わりました。

イチゴ交配用のミツバチを扱っているなら、
イチゴの事ももっと知らなければという気持ち半分と、
自家製のイチゴがただただ食べてみたい!という気持ち半分。
かくして、ミツバチ課でのイチゴ栽培は始まりました。

ミツバチの仕事の合間になってしまい、
そんな簡単なものじゃないでしょうが、
川島で 完熟 極甘イチゴ。2176個収穫を目指します!
「ミツバチ課のイチゴ日記」不定期スタートです。










沖縄通信


ブログ管理人/中野です。
アピのミツバチ沖縄管理センター長、野口さんより不定期の沖縄通信が届きました。
先日の台風17号の後処理が大変そうです。↓

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意外と風が強かった台風17号の影響により、
沖縄唯一の蜜源さし草が塩害により壊滅状態。

まめに糖液・花粉団子の給餌をしないと即餓死状態になるので餌やり作業が大変。
野口
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道路を塞ぐ倒木
 
被害前のサシ草の様子
塩害で枯れたサシ草①
 
塩害で枯れたサシ草②
ちょっと珍しいオオコウモリが出現!!



2019年9月26日木曜日

アピモンディア2019INカナダ/ApiExpo編

ブログ管理人/中野です。
不定期シリーズ
「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」 
【アピモンディア/予告編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/201946in.html
【アピモンディア/会場の様子ざっくり編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/2019in.html

戦略開発部/秦くんより早くも第二弾「ApiExpo編」届きました

カナダ/モントリオールの秦特派員~ 今回もよろしくお願いします!!
 
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ゲスト記者の戦略開発本部の秦です。

今日は、アピモンディア編の第2回「ApiExpo編」をお送りします。

世界養蜂会議アピモンディア(隔年開催)では、ApiExpoという展示会が毎回開催されています(アピモンディアの一部という感じです)。
世界各国から養蜂器具、ミツバチの飼料、蜂産品製品、分析機器など分野は様々です。

こちらは会場のフロアマップですが、たくさんの企業が出展しているのが分かります。
会場の様子はこのような雰囲気です。


 

各ブースでは色々な養蜂器具が紹介されていました。
 
残念ながら、私は新しい技術と既存技術の区別がつかないので、片っ端からカタログを入手して、ミツバチ課の方々に掘り出し物がないかの確認をお願いしました。少しでも役に立てばよいのですが。
 
続いて、個人的に気になったブースや商品をいくつか紹介します。
まず、ガス噴出式の燻煙器です。

ランニングコストがかかりそうな気もしましたが、
「こんなものもあるのか~」と感心しました。
次はFLOW hiveです。

数年前に初めてこれを見た時は衝撃でした。バルブを開くと巣箱から直接蜂蜜が流れ出るという斬新なアイディアにとても感心したことが思い出されました。会場ではデモンストレーションもしており、初めて見た人は驚いていました。

 
子ども用の防護服です。かわいい!

 
 こちらはApiExpo内の休憩スペースです。
展示場に休憩スペースがあることは珍しくありませんが、このようなクッションタイプは初めて見ました(もちろん、普通のテーブルとイスもありました)。私も休憩してみましたが、けっこう気持ちよかったです(笑)
 
 

 
国ごとにブースを出しているところもありました。
こちらはブラジルのブースです(少し遠目ですが)。
弊社とも関係の深いブラジル産プロポリスの会社さんが商品を紹介していました。

 

 

こちらはロシアのブースです。
 

次回のアピモンディアは、2021年のアピモンディアはロシアのウファ(Ufa)という所で開催されるようです。それをアピールをするブースでした。

また、今回のアピモンディアで、2023年はチリで開催されることが公式に決定したようです(12/09/2019  https://www.apimondia.com/en/)。

 その他にも、カタログだけもらって、写真には撮らなかったものもいくつかありました。いろんなアイディアがあってとても興味深かったです。


次回は、「World Bee Award編」について詳しく紹介したいと思います。お楽しみに!


2019年9月24日火曜日

採蜜作業を楽しく

皆様こんにちは、奥田です。

今回は養蜂家の皆様に向けた商品紹介です。
皆様は採蜜作業の際はどのようにして蜜蓋を取っていますか?
蜜蓋取りが楽しくなるような新しい蜜蓋取りの器具について紹介いたします。

その名も…「蜜蓋かき取り器
 
 ヘッド部分の幅は約7㎝、全長は約25
 
従来の蜜掻きは、手前から奥に向かって掻く物が多かったのですが、この商品は奥から手前に引いて使います。そのため掻くための力がかけやすくスムーズに蜜蓋を取ることができます!
 
従来の蜜掻き器は掻く都度ミツロウが蜜掻き器に残ってしまいますが、この蜜掻き器はかんながけのようにミツロウが押し出されるため連続して掻くことができます。
 また、深く刺さりすぎないようにストッパーとして爪の前には、ヘラのようなものがついており蜜巣にあたるか当たらないかくらいで掻くことで薄くきれいに掻くことができます!
初心者の方でも簡単にできます!
 
 是非次回の採蜜作業時に使用してみてください!
 
 

アピモンディア2019INカナダ/会場の様子ざっくり編


ブログ管理人/中野です。
前回ブログで予告しておりました不定期シリーズ
「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」 
【アピモンディア予告編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/201946in.html
 
戦略開発部の秦くんより早速、第一弾の特別寄稿が届きました。
秦くん、詳細なレポートありがとう!!
それでは、カナダ/モントリオールの秦特派員~ よろしくお願いします!!
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ゲスト記者を拝命しました戦略開発部の秦です。拙い文章になるかもしれませんが、よろしくお願いします。

 201999日~13日にカナダ・モントリオールで開催されたアピモンディア2019に参加しましたので、その様子を何回かに分けてお伝えしたいと思います。

1回は「会場の様子ざっくり編」お送りしたいと思います。

今年のアピモンディアは、モントリオール国際会議場というところで開催されました。
正面はとてもカラフルでキレイです。
とても大きな会議場・展示場ですが、入口や建物の周囲、館内の床、階段、会場周辺の電灯にまでアピモンディアの看板がありました。さすがは2年に1回の世界大会だけあって、気合が入っています。
建物の入口のアピモンディアの看板です。
建物に入るとかわいらしいクマのオブジェが出迎えてくれます。
実はこのクマ、よく見ると段ボールでできています。


さて、会場に入るとまずは入場受付をします。事前登録してありましたので、送られてきたバーコードを出したら、とてもスムーズに入場できました。

受付を済ませると、ネームタグとプログラムをもらいました。プログラムは横で配られている黄色と黒のミツバチカラーのナップサックに入っていました。会場周辺のホテルやレストランでも、このナップサックを背負ってる人が大量に出現していました。


受付が終わると、このエレベータに乗って発表会場に入ります。エレベータを上がった5F部分が発表の行われるセミナールームとなっていました。



入場のチェックが結構厳しく、ネームタグがないとエレベータ前でも止められました。各部屋に入るにもSPのような人が立っていて、部外者が入らないか目を光らせていました(怖くて写真は撮っていません…)。
各セミナールームはこのような感じでした。

部屋の前方にスクリーンと演台があり、各部屋300人くらいは入る大きさだったと思います。同じような部屋が9部屋ありました。発表を聞いている方々は、スクリーンに映し出されたスライドの写真を撮って記録していました。日本の学会ではだいたい撮影禁止なので、とても新鮮な光景です。私もたくさん撮りました。

 こちらはセミナールーム前の様子です。
セッションが終わると、一旦セミナールームから出るシステムだったので、セッションの間の時間は、会場前がとても混雑していました。奥には研究ポスターがあるのが見えます(口頭ではなく、ポスターを貼りだす形式もありました。「研究発表編」でも紹介します)。このスキマ時間は、久々に会った人と盛り上がっている人もいれば、ポスター発表を見ている人もいました。
例のミツバチナップサックを背負っている人も何人かいますね!

さて、今回は会場の様子をざっくりお送りしました。これから「ApiExpo編」「World Bee Award編」「研究発表編」などの続編で、詳しく紹介していきたいと思います。
お楽しみに!

2019年9月20日金曜日

アピモンディア2019INカナダ/予告編

ブログ管理人/中野です。

皆様APIMONDIAってご存知ですか。
アピモンディア/世界養蜂会議。
養蜂/ミツバチに関するあらゆる研究の発表や養蜂器具、技術の展示が行われる世界大会です。2年に一度、養蜂が盛んな各国が誘致合戦を勝ち抜いて開催国が決定するというまさに養蜂界のオリンピックのような研究・展示発表会です。

日本でも1985年に名古屋で第30回大会が開催されています。私、管理人・ミツバチ課中野も2013年第43回大会(ウクライナ)、2015年第44回大会(韓国)に参加し、世界の養蜂事情、技術、ミツバチへの関心度合、ミツバチ愛の熱量の凄さに度肝を抜かれた覚えがあります。2017年第45回大会はトルコ開催でちょうど政情不安もあり各国不参加が多く、アピからも参加できませんでした。
2013ウクライナ大会

2015韓国大会

そして今年、2019年第46回大会が9月8日~9月12日までカナダ/モントリオールで開催されました。諸事情でミツバチ課は参加できなかったのですが、アピからは戦略開発本部の秦君が研究発表者として参加しており(しかも日本人の口頭発表者はアピの秦君ただ一人だったそうです。凄い!)、
今回はその秦くんにゲスト記者としてアピモンディア参加紀行を報告してもらおうと思います。
次回以降、不定期ですがシリーズで「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」をお送りします。お楽しみに~

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不定期シリーズ
「ミツバチ課の養蜂雑記 特別編成/アピモンディア2019」 

【アピモンディア/会場の様子ざっくり編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/2019in.html
【アピモンディア/ApiExpo編】https://api-beeblog.blogspot.com/2019/09/2019inapiexpo.html






2019年9月19日木曜日

スズメバチ捕獲大作戦!!

ブログ管理人/中野です。
 
今年はスズメバチの当たり年でしょうか。
養蜂場に襲来するオオスズメバチが例年より異様に多い気がします。
時期的にもブログネタはスズメバチ関連が多くなります。
 
ミツバチ課の虫博士/藪田くんのブログにも紹介されてましたが、
スズメバチの捕獲にはネズミ取り粘着シートがよく利用されます。
スズメバチ1匹を囮としてシートに付けておけば仲間が寄ってきて次から次へと
粘着シートに捕獲されていきます。
 
このスズメバチの習性を利用して、最初から粘着シートに
実物大のスズメバチの写真をプリントしたら、
わんさかおびきよせられて凄いんじゃないか・・と思い試験してみたのが、
コレです。                      ↓
スズメバチ激取れシート(仮)!!
名付けて「スズメバチ激取れシート(仮)」でしたが・・・。まったくもって想像どおりとはいかず、
2D、平面の絵には何の反応も示しませんでした。
まあ、そうですよね。アイツらもそんな単純ではないか・・。
 
紙の絵は真上から見たらスズメバチに見えるけど、真横から見たらただの紙・・。
やはり3D、立体の囮じゃないとダメか・・・で、思い出したのがコレ↓
以前、ブログでも紹介したエポック社のカプセルガチャ
 
 
 
ダメもとでエポック社さんに連絡して、
経緯を伝えサンプルで貸していただけないかお願いしてみましたら、
なんと快く2セットも提供していただきました!!  
エポック社さん。ありがとうございます!
https://epoch.jp/

働き蜂と女王蜂。
サイズ的にはちょうど良さそうです。
さっそく、ちょうど今まさにオオスズメバチに襲撃されている巣箱がありましたので、
こんな感じで設置してみました。

次から次へとミツバチを襲いに来ますが、
いまいち囮のフィギュアには反応しません。

襲撃現場の近くに設置したら、なんとなく囮に誘引されたような感じで、
1匹粘着シートに捕獲されました。
その後は、その1匹が暴れるので、それが囮になって次から次へと誘引されました。
結果的には、効果があったとはあまり言い難い状況でした。
ミツバチもスズメバチも動いているものによく反応します。
特にスズメバチは動かないものはあまりよく見えていないんじゃないかと思います。
*ミツバチ達は囮でもなんとなくざわざわしてました。

今回の捕獲作戦は失敗に終わりました。
なかなか予想通りにはいきませんね。
また次の作戦を考えます!失敗は成功のモト・・・なり。