『花粉交配用のミツバチを圃場に置いたけれど、なかなか巣箱から出てきてくれない』
そんなご経験はございませんか?
カモンビービーはそんなお悩みを解消する商品です。
ミツバチが巣箱から出てこない理由はいくつか考えられます。
【主な理由】
●寒いため
気温が低いと巣箱の中で身を寄せ合って寒さに耐えているため巣箱の外へは出てきません。
●巣箱の外へ出て活躍する働きバチが少ないため
ミツバチ(働きバチ)は年齢によって仕事の役割が変わります。
巣箱の外での仕事は高齢のハチが請け負います。
妻面などでその働き蜂が大量に死ぬと一時的に巣箱の外へ出て訪花するハチがいなくなることがあります。
そうなると巣箱の中にミツバチがいるにもかかわらず外へ出てきてくれないことがあります。
●農薬などのにおいがするため
ミツバチがデリケートな生き物です。
好まないにおいがする場合に巣箱の外に出たがらないと言われています。
●巣箱内の仕事が忙しいため
ミツバチにとって訪花よりも優先される仕事のひとつに子育てがあります。
普段は花粉や花蜜を集める仕事を担当している働き蜂も子育てに回ることがあります。
●エサとなる花が少ない時
ミツバチは効率的に仕事をする生き物です。
外に出てもエサが少ない事がわかるとあまり飛び回らなくなります。
このように理由は様々ありますが、ある程度対策を取ることもできます。
例えば寒い時には巣箱を毛布などでくるみ防寒対策を行ったり、
妻面で死んでしまう場合には集まりやすいところに寒冷紗などで日陰を作る、などの対策があります。
今回の“カモンビービー”はミツバチを香りで誘い出してしまおう、という商品です。
写真のようなかわいらしい袋に入っていて、袋の中には個包装された錠剤が10パック入っています。
https://youtu.be/R_sBUzm1AeY https://youtu.be/m-1oCwSBonk
切り取った瞬間からレモンのような爽やかな香りが漂ってきます。
この香りをミツバチが察知するとお花畑と勘違いして巣箱から出てきます。
出てきたミツバチは圃場の花を見つけて訪花を行う。という理屈です。
製造メーカーの試験によるとカモンビービーを設置すると奇形果が平均32.9%、最大62.6%減少する試験結果が出ています。
またカモンビービーを試験導入したイチゴ農家さん50人を対象としたアンケートによると、
ミツバチの飛び具合、着果具合、使用方法についていずれも86%以上の人が良かったと回答しています。
私もご近所のイチゴ農家様の圃場をお借りして実際に使ってみました。
設置した当日は天気も良く、気温もほどほどに上昇してミツバチが快適に飛び回れる環境でしたので、
カモンビービーの効果で巣箱から出てきてくれているかどうかは正直わかりませんでしたが順調に訪花していました。
一方で私が心配したのはミツバチが吊り下げたカモンビービーに集まってしまうのではないか。ということでした。
しかし約1時間程度観察を致しましたがミツバチがカモンビービーに集まってしまうことはありませんでした。
さらにもう一つ心配事がありました。
ビーフライ(ヒロズキンバエによる花粉交配商材)がカモンビービーに集まってしまうのではないか、ということです。
これも検証してみました。
結果は問題ありませんでした。全く集まりません。心配ご無用でした。
ミツバチは生き物ですのでなかなか人間の思いどおりに動いてくれないこともありますが、
今回ご紹介したカモンビービーのような商材をご活用頂いてミツバチと上手に付き合ってみてください。
それではまた。
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