2019年8月22日木曜日

寄生ダニ駆除剤


お世話になっております、宇津です。

 

今回は蜂群管理の上で欠かせない、寄生ダニ(ミツバチヘギイタダニ)駆除剤2種のご紹介です! 動物用医薬品 劇薬

 

日農アピスタン 1袋10枚入り、1箱10袋入り 有効成分 フルバリネート

                 


アピバール 1袋10枚入り、1箱10袋入り 有効成分 アミトラズ

                

 


薬剤投与後1日でこれだけのダニが落ちていました!

※楕円形で茶色い物体がミツバチヘギイタダニの死骸です。



 


・両剤とも一年を通して使用できますが、一般的には春期、秋期での投与が効果的です。

 ちなみにアピ()ミツバチ課では冬期に「産卵抑制王籠」を使用して女王蜂を隔離し、蜂児を完全に切らせてからダニ駆除する方法(中国式?)も実施しており大変有効な結果が出ております。

また、アピバールを春期に使用し、アピスタンを秋期に使用するなど交互に使用することによって、ダニが薬剤耐性を持ちにくくなりますのでお勧めです!

・蜂群巣板4枚~5枚に薬剤シート1枚を投与し、巣板中央付近または成蜂の集団の中へ薬剤についているギミックを用いて懸垂してください。



懸垂時の様子              両剤のギミック
 

 

アピバールの場合はギミックを用いると2枚の巣板どちらかによってしまい、巣の形を

ゆがめてしまう恐れがあるので、釘や楊枝を用いて懸垂させることをお勧めいたします。

左がギミック懸垂時、右が楊枝による懸垂時です。

少々見難いですが、ギミック懸垂時の方がやや右側の巣に偏っています。

 

  

・6週間以内に薬剤を除去する。

※6週間以上薬剤を入れておくと、ダニが死なない程度に効果が薄くなった薬剤に晒されたダニが、薬に対する耐性を身に着ける恐れがあります!

・メーカーによると両剤ともハチミツへの残留の恐れはないようですが、採蜜期間中の使用はお避け下さい。

 

 

注意事項

・動物用医薬品取り扱い要領に準じた販売とさせていただきます。商品到着後、必ず受領書に直筆でサイン・捺印をし弊社へのご返送をお願いいたします。

・本剤は動物用医薬品劇薬ですのでご使用の際は手袋を着用し、用法用量を守り正しくお使いください。

・弊社でのご注文最小単位は1袋(10枚入り)からとなりますので、ご了承ください。

・本剤は蜂が接触することによって効果が広がっていきますので、蜂群の状況(ダニの寄生率、有蓋蜂児の数等)によっては効果が出るまで時間がかかる場合があります。

・使用後の薬剤再利用はしないでください。

 

以上となります。

 

アピホームページはこちらから


 

日農アピスタン(製造販売元:日本農薬())詳細はコチラ


 

アピバール(製造販売元:アリスタヘルスアンドニュートリションサイエンス㈱)詳細はコチラ

0 件のコメント:

コメントを投稿