皆様こんにちは。
ミツバチ課の坂本です。
朝晩冷え込むようになりましたが、なんだか今年は未だに昼間が暖かいですね。
そのおかげでセイタカアワダチソウなどの花も咲いており、
ミツバチがぶんぶん飛び回ってたくさんの花粉を集めてきているのが見られます。
沖縄から入荷したミツバチに液糖を給餌するときも、群がって吸う姿が可愛らしいです。
ところで皆様は、ミツバチの口を観察したことはありますか?
ミツバチは、アリのようなペンチ状の大あごと、チョウのような液体を採るための
口吻(こうふん)の両方を持っています。
大あごは蜜ろうを捏ねたり、プロポリスを齧ったり、敵に噛みついたり!するとき
に使い、口吻は蜜や水といった液体を集めるときなどに使います。
赤茶色の口吻を伸ばして、液糖を舐めています。 |
実はこの口吻、液体を「吸う」ストロー状の筒ではありません。
全部で5つの棒状や板状のパーツが集まってできているのです。
普段は全体が折りたたまれて大あごの裏に収納されていますが、
蜜を採るときには伸ばします。
真ん中には中舌という毛だらけの舌が隠れていて、
それを出し入れすることで液を舐めとっているのです。
画面上部のミツバチが舌を出し入れしていますよ。
ミツバチの前に液糖を垂らすと寄ってきて舐めるので、観察できるかもしれません。
機会があれば、見てみてくださいね。