こんにちは!
入社2年目 ミツバチ課の体力担当 松﨑です!
蜂と関わる際に欠かせない道具! 養蜂界の三種の神器! 蜂を操る魔道具!
それが「クンエン器」です💫
今回はそんなクンエン器の着火方法についてご説明させていただきます。
私自身、入社当初はうまく着火ができずに悩んでいました。
もしこの説明や動画が、同じ悩みを抱えている方の助けになれば幸いです^^
【使用するもの】
●クンエン器...今回は”ステンレス製クンエン器(台湾製)”を利用します
●ガスバーナー...着火できるものであれば可能です! (例)マッチ、ライター等
●新聞紙...着火剤的な役割、あると着火が楽になります!
●くん煙材...私たちは”麻布”を利用しています(他には落ち葉、木片等)
【着火手順】
①火室に新聞紙を詰めます
※軽めにふわっと詰めます。あまりぎゅうぎゅうだと底から風を送れなくなるためです
②詰めた新聞紙にガスバーナーで火をつけます
※着火後、フイゴを押して軽めに空気を送ります
③くん煙材を火室に入れ、着火させます
※この時1分間ほどフイゴで空気を送り、放置しても煙が消えないようにします。
④ふたを閉めて、利用開始です!
文章だけでは伝わりにくいと思い、さらに分かりやすい動画も作成してみました!
タイトル名:くん煙器の着火方法
こちらもご参考にしていただけると幸いです!
《上手く着火できなかった場合の対処法》
・火室の中を掃除する
→空気の通り道(ノズル部分、吸気口部分)が詰まっていたり、火室内に灰が舞っていると消えてしまいます
・新聞紙を追加する
→新聞紙を燃やし尽くしてしまっており、すでに火種がない状態かもしれません。
【おまけ】
●クンエン器の各種名称
・ノズル...煙が出る部分
・火室...くん煙材等を入れ、燃やす場所
・吸気口...空気を取り込む部分
・フイゴ...この部分を押すことで、吸気口へ空気を送り込む
●お取り扱いしているクンエン器の種類
①ステンレス製クンエン器(台湾製)
②ステンレス製クンエン器(日本製)
③ステンレス製クンエン器(韓国製)
④ドーム型クンエン器(MannLake社製)
●ステンレス製クンエン器(台湾製)とドーム型クンエン器の使用感比較
ステンレス製クンエン器
良いところ
・持ち手があるので、蜜だらけの手でもフイゴ部分を汚さずに済む
・1度に送れる空気の量が多い→フイゴを押す回数が減る
・くん煙材の入る容量が大きい
・煙の量を調整しやすい→フイゴ部分を押す力の強さによって煙の量を変えやすい
使いにくいところ
・フイゴ部分のフックがひっかかりにくい(腰ベルトにかけた時に落ちてしまう)
・柵がないため、誤ってクンエン器部分に触れるとやけどする可能性がある
ドーム型クンエン器
良いところ
・一回り小さいので火の回りが良い
・クンエン器部分に柵があり、ふとした時のやけどを防げる
・巣箱に引っ掛けることができる
・ドーム部分がかわいい
使いにくいところ
・1度に送れる風の量が少ない→フイゴを押す回数が多く、手が疲れる
・くん煙材のはいる容量が小さい